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『Student Act』振り返りレポ〜山あり谷ありだった学びの1年半〜

 皆さん、こんにちは、南瑞月です。

 新年度を迎え何かと忙しい時期ですが、私たちは5月の公演に向けた準備でとても忙しい日々を送っています。さて、そんな中ではあるのですが、今日は少し息抜きも兼ねて、昨年の夏にあった公演について振り返ろうと思います。今までなんだかんだと先送りにしてきたのですが、代替わりまでにはケジメをつけたく、PCに向かうことにしました。


 

 2022年度の夏公演は『Student Act』という題名で、ウーピー・ゴールドバーグが主役を好演した「Sister Act 2」のオマージュ作品でした。テーマには親による子どもへの過干渉やいじめ問題などを扱い、「あるクラス内の一軍と合唱部の軋轢、いじめっ子が抱える家庭事情を、代理でやってきた風変わりな音楽教師が歌の力で解きほぐしてゆく」というストーリー。学校モノということもあり場面ごとの登場人物も多く稽古は難航し、また、舞台セットや機材を何も持たない駆け出しの僕たちは九大演劇部の心優しい協力のもと、なんとか実施にこぎつけることができました。



 そんな夏公演で、僕はディレクター兼演出家という形で作品に関わらせていただき、公演全体の指揮を執る立場に長らく居座らせてもらいました。 ……というのも、タイトルからもうお分かりかとは思いますが、当劇団の処女作は、実施に至るまで立ち上げから1年半もの月日を要し、本来の予定よりもかなりの延期をしてしまったからです。その足取りは「天歩艱難(てんぽかんなん)」なものだったと言えるでしょう。

 ……突然難解な言葉をすみません😅、少し格好をつけてみたくてうまく言い表せる言葉を探してみたら、ちょうどピッタリな四字熟語を見つけたので使ってみたくご紹介しました。順風満帆とはいかず、その逆で「時の巡り合わせに恵まれず非常に苦労する様子」を表す言葉だそうです。まさに、私たちが経験した1年半を言い得ていると思いました。長くなるので詳しくは後日に取っておきますが、コロナ禍に振り回された結果、半年以上まともな練習ができず、最後も理想的な完成を見ることは叶わなかったわけですから、時期が良くなかったんだと言い訳をしたくなるのは当然です。

 しかし、無駄な1年半だったなんてことはありません。残念ながら劇団を離れていったメンバーたちもいましたが、「どうやって一つの舞台を作り上げていくのか」とみんなで共に悩んだことは確実に今に活きています。劇団の重要な土台作りができ、結果的によい下積みの期間だったと思えるのです。Student Act実施までの日々は劇団の序章そのものだったといえます。今では当たり前となっている毎回の稽古の流れや本番までの手順も、最初は手探りでしたが、この期間で一つずつ劇団の基本形を作り上げることができました。


 その際、うだつの上がらなかった初年度の試行錯誤を意味ある形に昇華できたのは、年度を跨いで迎え入れたパワフルな新入生たちが活躍してくれたことが大きかったと個人的には思っています。劇団の会則の明文化や、素人の僕が見よう見まねで作ったホームページの大幅リニューアル、団体の内部構造の整理など、手の回りきらなかった事務的な部分から、脚本の改良、ポスターのデザイン、ワークショップの企画に至るまで、頼もしい後輩たちは本当に多岐にわたって急ピッチでの改革を実現させてくれました。



 公演の振り返りと題しておきながら作品自体にはあまり触れませんでしたが、たとえ不完全なゴールだったとしても、その道程で挫折を繰り返し、劇団が成長できたということを少しでもお伝えできたでしょうか。1年半の間の出来事はあまりに濃すぎたので、今回このブログを書くにあたって、短く簡単にまとめようとぎゅっと詰め込むのはとても至難の業でした。具体的なエピソードなどは劇団の軌跡としてぼちぼち書いていこうと思うので、今日のところはこの程度でサラッと振り返りを終えようと思います。



 劇団が発足してから二回目の春を迎えた今、つい先日まで新入生だと思っていた頼れる後輩たちも今度は先輩として次なる仲間を歓迎しようと頑張ってくれています。この2年間、すでに退団した人も数えると実に40人を超える学生が今の劇団を形作ってきました。多くの素晴らしい出会いに恵まれ、紡がれてきたこの劇団に、今年はどんなメンバーが入ってくれるのか、期待で胸がいっぱいです♪新たなメンツで挑む5月末の公演に乞うご期待ください!


 ここまでお読みいただきありがとうございました。それではまたの更新をお楽しみに!


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