あけましておめでとうございます。劇団いと~Italento~のブログページにお越しいただきありがとうございます!2代目団長の池田幸多朗です。こちらでお会いするのは初めてですね😊
今回はちょっとした観劇レポートをご用意しました。
新年早々、様々な悲しい出来事が発生してしまいました。私たちには応援することや、少しの支援を
することしかできません。そのため、少しでも皆様が気分の落ち込みから抜け出せるお手伝いが
出来ればなと本企画を持ってまいりました。地震の被害に遭われた方々、事件に巻き込まれてしまった方々にお見舞い申し上げます。皆さまが明るく過ごせる日々が来ることを心より願っております。

以下、12月15日公開「ウィッシュ」の観劇
レポートです。なかなか考えがいのある映画
なので、ぜひコメントで皆様の意見をお聞かせください!(ネタバレ注意⚠️)
1月3日のお昼に、ディズニー100周年のミュージカル映画「ウィッシュ」を見てきました。本作品は、「アナと雪の女王」の制作スタッフによるディズニー100周年の集大成でした。あらすじは、下のリンクからディズニー公式のHPを見てください!
大まかに説明すると、舞台はどんな願いも叶うロサス王国で、王様マグニフィコ王はあらゆる魔法を操り国を治める、カリスマ性のある王。国民から慕われる彼の秘密を知ってしまった主人公のアーシャは彼と対立してしまいます。アーシャとマグニフィコ王、そしてロサス王国がどうなるかは、ぜひ映画を見てください!
まず初めに言うべきことといえば、なんと言ってもマグニフィコ王の声が良い笑。今回王様のcvを担当したのは、なんと福山雅治でした。普段吹替より字幕派だけど、今回だけは彼の吹き替えがよくて吹替版を見ちゃいました笑。そんな、福山雅治演じるマグニフィコ王は今回のストーリーで悪役に位置します。1代で国を建て、国民が安心して過ごせるよう世界中の魔法を勉強した最強の魔術師です。しかも容姿端麗で、カリスマ性抜群。主人公アーシャとは、マグニフィコ王が国の為になる願いだけを叶えるという考えに反対して対立してしまいます。この説明を聞くと、あれ?良い王なのでは?と思うでしょう。私としてもマグニフィコ王は国全体を考えている良い王だと思います。彼が悪役らしい性格になるのは、世界中の邪悪な魔法を記した禁書に手を出してからです。その禁書は、麻薬のようで彼の人柄を変えてしまいました。そもそもその禁書に手を出したのも、国を脅かす可能性のある謎の存在に対抗するためでした。まあ、容姿端麗なので、もしイケメンじゃなかったら?なんて思ったりもしますが、ルッキズムに関する議論は長くなってしまうので省きます笑。
王が禁書に手を出すまでは、アーシャが一人一人の幸福を願うのに対し、王は国全体としての幸福を考えるという、どちらにも一理ある構造になっていました。描かれ方が違えば、悪役はアーシャだったかもしれません。なにせ客観的には彼女は国を脅かす反逆者なので。一枚岩で済ませないキャラ設定でありつつ、子供でもわかるシナリオに仕上げるディズニーは流石ですね。
表現について言及すると、私が取り上げたいのはシーン絵と劇中歌です。シーンは一個一個が絵画のような構造になっていて、美しかったです。油絵のような、少し朧げな背景と鮮やかな色使いにより独特な世界観に仕上げている。キャラがしっかりとした線で描かれていることにより、朧げな背景とのコントラストで、ごちゃごちゃした背景でもキャラに集中できました。

劇中歌は全てが主役級の曲でした。ミュージカルらしい歌詞と、折々に混ざるセリフによりその状況とキャラの心情がうまく描かれていました!個人的ベスト曲は「無礼者たちへ」です。福山雅治の歌唱力はやっぱりすごいですね。初のミュージカル曲とは思えないほど、セリフと曲の歌い分け、ラップ調パートを歌いこなしていました。こんなミュージカルをItalentoでもしたいです。
福山雅治 - 無礼者たちへ (From『ウィッシュ』/日本語版)
総括として、100年の集大成に相応しい作品でした。シーン構図、シナリオ、劇中歌など全てが高レベルで、色んな見方ができる映画でした。ぜひともキャラを演じたいともなりました笑(特にマグニフィコ王!!)もはやマグニフィコ王オタクみたいになっていますが、それだけ魅力的なキャラを作り出せるのはディズニーだからこその力ですね。皆様も劇場で見て、ぐるぐる考えちゃってください!笑
今回はここらへんでお暇します。改めまして、あけましておめでとうございます。
今年も劇団いと〜Italento〜をよろしくお願いします。
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