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『Dream Girls』 鑑賞レポ

 みなさんこんにちは! 初めまして、学生劇団「いと」〜Italento〜の副団長兼代表を務めています、南瑞月です!

最近は暖かな春が徐々に訪れてきたのを感じられるようになってきましたね。

さて、この投稿での話題は、表題のとおり、博多座にて公演されていたミュージカル、DREAM GIRLSの感想です!僕はつい先程観劇を終えたその足で近くのファミレスに入り、この冷めやらぬ感動をブログでお伝えしたく原稿を作っています。拙い文章にはなりますが、3月14日博多座での公演を見たレポート、短いですのでぜひお読みいただけたら幸いです。


今回鑑賞したDREAM GIRLSという作品は1981年から4年に渡り上演されたブロードウェイミュージカルで、2006年に映画化され、ジェニファー・ハドソンのデビュー作としても有名になりました。1960年代の黒人差別が色濃いアメリカ社会を舞台とし、シカゴの街からニューヨークに出てきた3人の黒人の少女たちが白人主義的な風潮の中で夢を掴もうと葛藤します。  実は僕はこの作品の大ファンで、今まで四回ほど映画を鑑賞していて、今回初めて舞台を見ることができたんです。ストーリーのあらすじや映画版と舞台版の違いなども語りたいところですが、物語の素晴らしさについてはぜひ実際に作品を鑑賞して感じてもらいたいので、詳述はあえてしないことにしますね。僕個人としては、後半でマネージャーのカーティスと作曲家C.Cホワイトが決別する際のやり取りで、音楽をはじめとした芸術や表現の商業化について考えさせられるなといつも思います。他にも、人種差別や盗作など、様々な問題も絡んでくるので、愛や夢といったこと以外にも多くのことについて意見をもつ機会になるかもしれません。



ところで、鑑賞レポと題しておいて大した感想も書かないなら何を言いたいんだなんて思わないでくださいね。今回このレポでは演出や裏方を主に担当してきた南が思った注目ポイントについてご紹介したいと思います!

今回の公演は明日が博多千秋楽で次は名古屋に行ってしまいますからお読みくださっている皆さんが実際の舞台をご覧になれるかは分かりませんが、もし機会があれば鑑賞の際に参考にしてみてください!


シンプルな舞台!

DREAM GIRLSではスタジオやいろんなパターンのステージ、舞台袖に楽屋など、様々な場面が目まぐるしく変化してテンポの良い展開で物語が進むのも魅力の一つです。それら一つひとつを忠実に再現して舞台上に表現しようと思うと大量の舞台セットを展開しなければなりません。しかし、実際には背面と両側に設置された背景パネルと中央にある回転ステージを基本として、あとは簡単な吊りもの(幕やパネル)と多少のセットだけで全てのシーンを表現してしまうのです。かなりといっていいほどシンプルなセットでも照明や衣装が異なるだけで全く別の場所になってしまうのです。工夫次第でここまで幅のある舞台になるのかと勉強になりました。


煌びやかな衣装!

 劇中、ザ・ドリームズは多くのステージで歌を披露していますが、そのすべてにおいて衣装が着替えられています。パフォーマンスをしながらの早着替えもたくさん登場しますが、さながらファッションショーのように変わってゆく衣装はどれも個性的で華やかです。ウィッグも色々変わるのでヘアアレンジの変化も楽しめます!

 また、3人セットでの衣装になるので、全く同じデザインの時もあれば、三者三様に色が違ったりアレンジがされていたりする時もあって、先ほども触れたように、シンプルな舞台でも絶対見飽きることなんてないしむしろ一瞬も見逃せなないんです。3階席からの鑑賞で、表情などをみたいということもありましたが、途中から衣装も気になりだしてしまって、上演中は右手からオペラグラスを手放せませんでした。


やっぱりなんといっても力強い歌声!

 演出や裏方をやってきた南が思った注目ポイントといいつつも、やはりこの作品を紹介するにあたって歌に触れないわけにはいきません。語り出すと長くなりそうなのでできるだけ抑えますが、耳福ですよこれは!!!

一足先に地元大阪で鑑賞していた母も言っていましたが、とにかく全員もれなく歌がうますぎるんです!ディーナ役の望海風斗さんをはじめとしたザ・ドリームズの面々はもちろんのことながら、脇を固める男性陣だって素晴らしい!  本編をご存じない方には伝わらないんですが、キャディラック・カーのC.Cホワイトの歌い出しなんてめっちゃクールだし、ワン・ナイト・オンリーというナンバーはエフィバージョンもその直後のディスコアレンジバージョンもどちらもそれぞれの良さがあってたまらないんです。

ちなみに、一応制作視点に戻って考えてみると詩もいいなと僕は思いました。内容がいいのはもちろんなんですが、日本語の載り方だったり違和感のなさという点でとてもいい歌詞だと思ったんです。日本に上陸して公演される海外生まれの作品、いわゆる輸入ミュージカルは日本語に訳される際に語感だったり音数だったりがハマりきらず、少し残念な結果になってしまうこともあるなと僕の中では思っていまして、今回初めて訳された歌詞での歌を聴いて違和感どころかしっかり楽しんで聞くことができたのがとても嬉しかったんです。偉そうな視点かもしれないですが、大好きな作品だけに、日本版でがっかりするかもと心配だった部分がクリアされていたのが好印象でした。


 さあ、結局思っていたほどは短くできなかったのですが、僕の初ブログはいかがだったでしょうか?ここまでお読みいただいた皆さん、お付き合いいただきありがとうございます。本当はもう少し推敲したいのですが、勢いでの投稿することもあっていいかなと思ったので、綺麗な文章とは言えませんがこのまま出すことにしたいと思います。DREAM GIRLSの魅力が少しでも伝わっていたら幸いです。



博多座公演情報はこちらから↓


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