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団長を引退することに寄せて ~これまでの「いと」と新しい「いと」~


皆さんこんばんは。「元」団長の井上己新です。この度は、私が団長を引退することになりましたので、ご報告を兼ねてこのブログを書かせていただきます。




私は大学1年生の春から大学3年生の夏まで、学生劇団「いと」~Italento~の団長を務めさせていただきました。この2年間を振り返り、うまくいったことを数えてみると…もしかすると片手に収まってしまうかもしれません。それくらい、失敗を重ねてきました。0からのスタートで右も左もわからない中、自分なりに必死に食らいついてきましたが、どんなことにも失敗はつきものです。うまくいかないことだらけの2年間、自分の無力さを改めて痛感した2年間でした。




しかし、この2年間という時間に、私は一切の後悔を持っていません。なぜなら、どれだけ失敗しても、いつもそこには仲間がいてくれたからです。そして、応援してくださる方々の存在があったからです。私は、物事のリーダーというものは、孤独になりがちなポジションだと思っていました。チームメンバーの士気を保つため、簡単には弱音は吐けません。チームにおいてある種の「理想」でなければいけないと感じ、そうあるために自分なりの努力を続けてきました。それでも私は空回りをするばかり。頑張れば頑張るほど、失敗の重さもまた大きくなっていきます。それでも私が2年間として団長を務め、そしてこの劇団が続いてきたのは、ひとえに仲間、そして応援してくださる方々あったからです。


私はこの劇団の仲間を唯一無二の存在として、心の底から尊敬しています。もちろん、そりが合わなくて喧嘩をすることもあります。時には連絡が取れなくなって眠れない夜を過ごす時だってあります。しかし、私たちの心はどこか表面的なものを超えて、奥深くでつながっているように感じてきました。もしかすると私の思い過ごしかもしれません。でも、こんな団長と1年間、もしくは2年間一緒に時を過ごしてくれた仲間たちは、私にとって永遠にかけがえのない存在です。


そして、始まって間もないこの劇団を応援してくださった方々には、心からの感謝を捧げます。本当にありがとうございました。私たちは2年間でクラウドファンディング、オンライン公演、そして劇場での公演を行ってきました。それらの活動が出来たのは、私たちの背中を常に押してくれた方々のおかげです。応援は劇団にとって、そしてもちろん私にとって、一番の活力でした。体制は変わりますが、これからも劇団は進化し続けていきます。今後ともどうか応援の程、よろしくお願いいたします。



新たな団長は【共創学部2年生:池田幸多朗】です。彼は演劇経験にあふれ、またやる気に

満ち溢れています。私は団長を引退するものの、これからも一団員として、劇団を支え続けます。そして、この劇団がさらに発展を遂げられるよう、仲間を大切にし、応援してくださる皆様に恩を返していけるよう、精一杯活動していこうと思います。




今まで本当にありがとうございました。そして、体制を新たに再スタートする劇団に、今後ともどうぞご注目ください!


井上己新

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